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再会
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マンションに向かって歩き始めた。
俺は仕事もしないで何をやってるんだ…。
でも……忘れられない……。
「………はぁ……女々しいな……」
ドンッ!!!
「…うぉっ、すみません。ちょっと考え事して…………て、………。」
見覚えがある、綺麗な黒髪、ちょっと癖のある髪型、この小さなか細い体、この匂い。
忘れるわけがない…。
「…凛月…??」
「…あ、…ぅ、……ぉ、…ぉ久しぶりです……。」
抱きしめずにはいられなかった。そのか細い体を折ってしまうような強さで、存在をしっかり確かめられるような強さで、凛月を抱きしめた。
「……どこに………いたんだよ……。」
「…あ、あの、藍原さ、……僕、道間違えちゃって………たまたま、藍原さんのマンションの近くに来ただけで………。」
凛月が藍原から身を離そうとしたが、それを上回る力で抱きしめられた。
「………ずっと、………ずっと会いたかった。………」
ズキンっ
「……僕は………あ、いたくありませんでした。……」
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