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大人計画②
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こ、ここでいいんだよな?
僕はパーカーという結構ラフな格好で来てしまった。
「(少しラフすぎたかな…。緊張する…。)」
恐る恐るカフェの入口に手をかけた。
中に入ると、仕事をしている人や、会話を楽しんでいる人、様々な人がいた。
「(顔も見たことないし、誰があの電話の人なのかわからない…)」
店の入口でキョロキョロしていると、
「橘 凛月様でお間違いないでしょうか?」
後から声がして振り返ると、そこには、僕より何十センチも大きい男の人がたっていた。
「わぁぁっ!!」
「っしぃー。ほかのお客様にご迷惑がかかります。」
「…っすみませ」
「とりあえずこちらへ」
僕は誰かわからないまま席に案内された。
「申し遅れました。私は以前お電話をいただきました、広瀬 将希です。」
「…あっ、あなたが、広瀬さん…?」
顔を見るとそこには、眼鏡をかけたtheインテリ系の顔をした、広瀬さんがいた。
「(イケメンだァ…)」
「えぇ、そうです。本日はあなたのセック」
「わぁぁぁ!!!だめ!!」
とっさに、立ち上がって広瀬さんの言葉を遮った。
「(この人は何考えてるんだ!?こんな人がたくさんいるカフェでなんて発言を…!!)」
「…?どうかいたしましたか?」
「…いや、普通にこんな所でそんなはなしは、少し、恥ずかしい、です。はい。」
なんだか急に恥ずかしくなってきた…。
「そうですか…、それでは凛月さんのお部屋にお邪魔してもよろしいですか?」
「…………………へ?」
「このような場所で話すのが恥ずかしいのであれば、凛月さんが1番落ち着けて、安心できる場所がいいと思いまして。
……自宅が1番最適なのでは?」
「(い、いや最適だけど、今日あった人をいきなりあげるなんて…)」
「…大丈夫ですよ。別にやましいことなんか考えていませんから。」
「…あ、はぁ。(こ、心読まれた…!?)」
「それでは、タクシーを手配するので住所を教えてください。」
「え!?っちょ、」
「もしもし。広瀬と申します。」
「……(遅かった…)」
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