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お礼【唯也side】
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お礼ってほんとにノートみせるだけでいいんだろうか…
「菊知、ほんとにノート見せるだけでいいのか?」
「うん!充分だよ〜」
「えーと、じゃあ、今ノート持ってないし…
菊知の部屋番号ってなに?持ってくよ」
うちの学校は全寮制なのだ
「502号室だよ!」
「わかった。じゃあ、7時になったらノート持っていく」
俺は一人部屋だけど502号室ってことは二人部屋なのか…?
気になる…
――――――――――――――――――――――――
6時50分だ。
少し早いけどノートを届けに行こう。
コンコン
「菊知〜?ちょっと早いけどノート持ってきたぞ〜?」
ガチャ
「実守なら今風呂だけど、あんた誰?
実守の何?」
ドアから出てきたのは俺に敵意むき出しの茶髪のイケメンだった…
「俺は猫山唯也だ。菊知の…隣の席のやつだ。
お前は誰だ?なんで菊知の部屋にいる?」
「ふーん…隣の席ねぇ…
俺は西前 藍。実守の幼馴染で同室の者だけど?」
西前はそう言うとニヤリと笑った。
「そうか。じゃあ、このノートを菊知に渡しておいてくれ」
そう言って部屋に戻ろうとした時
「ねぇ、あんたも実守のこと好きなの?
…実守はあげないよ?」
そう言ってまたニヤリと笑った西前は唖然としている俺を置いて勢いよくドアを閉めた。
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