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気づいて【唯也side】
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俺が中に入るのを断ると菊池は首をこてんと傾げていた
だめだ、菊知が可愛すぎる
今、俺は変な顔をしているだろうから顔を覆いながら部屋に戻った
菊知に変なやつだと思われただろうか…
嫌われてたらどうしよう…
―――――――――――――――――――――――――――
昨日はそんなことばかり考えてあまり眠れなかった
元はと言えば姉があんなことを言うからだ
「猫山君、おはよう」
「おはよ、菊知」
菊知が可愛い
俺相当キモいよな…
一目惚れとはなんて恐ろしいんだろう
給食時間は菊知とお弁当を食べた
正面から菊知をみると人形みたいに大きな瞳に長いまつ毛、ふわっとしてさらさらなくろかみ、ほんのりピンク色の唇…
とにかくまとめると可愛いのだ
見つめていると菊知と目があった
「ふふっ、猫山君お米付いてるよ?」
「え?ど、どこ?」
恥ずかしい…
早く取ろうと探してるけど見つからない
すると菊知が、俺の頬に付いてた米をとって食べた
「え…」
首まで赤くなっているのが自分でもわかる
「あ、ごめん!!
き、気持ち悪かったよね…?
お兄ちゃんがいつもしてるからつい…」
「き、気持ち悪くなんてないぞ!
むしろ、可愛いかったし…あっ」
つい可愛いと言ってしまったので口を塞いだ
「えへへ、気持ち悪くなかったなら良かったぁ…
でも、可愛いって言うのは禁止だよっ!
あんまりからかわないでよねっ」
菊知はぷくぅと頬をふくらませている
…可愛い
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