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お風呂【唯也side】
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あのあとはクラスに戻るまで西前が菊知にべったりとくっついていた
幼馴染っていいなぁ
……羨ましい
授業中にじっと菊知の方を見つめていた
バシッ
「痛っ」
「おい、猫山。菊知に熱い視線を送るのは構わないが授業は真面目に受けろ」
先生がそう言ったら教室がどっと盛り上がった
菊知は真っ赤になってるけど…
……可愛い
あっという間に時間は経っていて俺は部屋で泊まる準備をしていた。
…どうしよう
き、緊張してきた…
冷や汗が止まらない…
とりあえず、お菓子を鞄に詰め込んで502号室まで走った
502号室のドアをノックする
ガチャ
「「いらっしゃい!」」
笑顔の菊知とニヤニヤしている西前が迎えてくれた
「とりあえずお風呂入らない?
猫山君、なんか汗だくだよ。大丈夫?」
「お、おう。ありがとう、菊知」
「猫山〜。自分の着替えとバスタオルはこの棚に置いといて〜」
「わ、わかった!!」
「んじゃ、入ろうぜ。実守も早く行こ」
「うん、猫山君こっちだよ〜」
菊知が風呂に俺を案内するために手をぎゅっと握ってくれた
風呂のいちはすぐそこで手は一瞬で離れてしまったけどとても幸せな時間だった
さすが二人部屋
風呂が広い
これなら菊知も押し潰されずに済むな!!
ちらっと隣をみるとTシャツを脱いでいる菊知と西前がいた
菊知の白くて艶のある肌が見えていて思わず顔が熱くなった
「ちょっと猫山、実守をやらしー目で見ないでくれる?
てか、早く脱ぎなよ」
そういう西前はもう上の服は脱いでいて筋肉がしっかり付いていた
な、なんか俺恥ずかしいな
お菓子ばっかり食べてたから西前みたいにそこまで筋肉ついてないし、菊知みたいに綺麗な肌じゃないからな、それに醜い跡もあるし…
いつまでも服を脱がずに二人を待たす訳にはいかないので脱いだ
「猫山君、この傷どうしたの…?」
菊知が心配そうに俺の左腹にある傷跡を見ていた
「あー、えっと、姉ちゃんが昔、結構悪い人と付き合ってて暴力ふられたりしてたからそいつと喧嘩した時に包丁で刺されたあとだよ」
「そうなの…?今は痛くない?大丈夫?」
「もう、中2のときの事だから大丈夫だよ」
笑って返したけら菊知は
「お姉さんを救ってあげるなんて素敵だね」
と笑ってくれた
今まで大嫌いだった傷跡が今日とても好きになった
「なにしてんの?わ、何その傷大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ」
「ならいいけど、痛くなったらすぐ言えよ?」
西前は口は悪いけど、良い奴なのだろう
本当に心配してくれているようだった
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