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お風呂【唯也side】
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「ご、ごめん菊知!!」
そう言って菊知を離した
殺気に満ちた目で西前がこちらを見ていたので西前とは絶対に目を合わせないように気をつけた
「だ、大丈夫だよ…?
あ、そういえば、部活動見学なんだけど、明後日に変更になるらしいよ!」
「そうなのか、ありがとう」
菊知は話題を変えようとしたのだろう
目が泳ぎまくってる
「猫山も実守もそろそろ入ろ?」
西前がそう言ったので俺たちは風呂の扉を開けた
まずはみんなで背中の洗いっこをした
俺が菊知の背中を、西前が俺の背中を、菊知が西前の背中を洗った
大体予想していたが西前はさっき俺が菊知を抱きしめたから凄まじい強さと素早さで俺の背中をゴシゴシと擦った
そのせいで俺の背中は真っ赤だ…
ヒリヒリする
涙目で西前を睨むと意地悪そうに鼻で笑ってわざとらしく舌を出して小馬鹿にしてきた
横目で菊知をみると髪の毛を洗い流していてとても綺麗だった
言葉にするのは難しいけれど雨上がりに咲き誇る花のような美しさがあった
西前もうっとりとした顔で菊知を眺めていた
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