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訪問者【実守side】
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「そろそろ猫かぶるのやめたら?」
鼻で笑う碧を睨みながら舌打ちをした委員長さん
いきなりどうしたんですか!?
さっきまでの謙虚な感じは吹き飛んでいた
「名乗るのが遅くなってごめんなさい。僕は佐藤 琥珀(さとう こはく)です。琥珀ってよんでね」
琥珀…
綺麗な名前だなぁ
「よろしくね、僕は菊知 実守です。実守ってよんでね〜。よろしく琥珀」
「俺は西前 碧、碧ってよんでね〜」
ふざけたように碧がいうとぷくぅと頬を膨らましながら
琥珀が
「知ってるわ、ばか!!」
と一言
舌を出して碧に向かってべーってしてる
なんか2人とも可愛い
思わずふふと笑ってしまった
「あ…えと…猫山唯也です。よろしく?」
僕の後から猫山君が自己紹介
僕に隠れているつもりなのか身を縮めるけど全然収まってない
「了解。実守に唯也に碧ね、覚えた。」
くるりと回れ右をして帰ろうとする琥珀に碧が詰め寄った
「琥珀も泊まっていけばいいじゃん?いっぱいいた方が楽しいし?」
碧はドアに手をドンとついて琥珀に顔を寄せる
これはドアドン…?
「なっ…!?お前、なんでいきなり名前呼びなんだよっ!!ばか!!」
「んで、泊まるの?」
「み、実守がいいなら泊まる…」
いきなり僕に回ってきた話題に驚きつつももちろんOKだと伝えた
そのまま2人がじゃれあっているなか肩にぽすっと猫山君の顔が乗った
「ひゃぁあ」
慌てて口を塞ぐ
とてつもなく情けない声出たーー!
穴があったら入りたい…
「なぁ…俺も実守って呼んじゃダメ?」
み、耳元で話さないで…!!
猫山君の低くよく通る綺麗な澄んだ声が脳内で響く
僕はこくこくと縦に首をふるしかなかった
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