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想い【琥珀side】
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なんか、昨日はドキドキして眠れなかった…
やっぱり体育後、僕の制服は女子用にすり替えられていた
女子が教室に戻ってくるなり
「琥珀ちゃーん、化粧させて〜!」
と言ってきた
にやにやしながら冷やかす男子もいて少しイラついたけど、碧に気づいてもらえるなら…
黙って化粧品を並べる女子の前に椅子を置いて座る
女子が目を見開いて
「うっそ!!琥珀ちゃんが化粧させてくれるとかやばい、初めてじゃん!」
とか大きな声で言うからあっという間にクラスの女子に囲まれ、目を瞑らされた
「はい、目開けてもいいよ〜」
目を開けると目の前に鏡があった
鏡の中にはほんのりピンク色の頬、目の周りは少し赤くて、唇はぷるぷるしてる“女の子”がいた
髪の毛はハーフツインにしてあり、毛先は緩く巻いてある
クリーム色の髪が浮かないようにしれくれたのかも…?
これならきっと…!
胸が高鳴る
「ありがと!」
それだけ言って教室を出た
髪の毛がボサボサにならないように前髪を手で抑えて走りながら碧を探す
中庭を見下ろせるようになっている窓から見覚えのあるシルエットが見えた
……いた!!碧だ!!
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