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瓜二つ sideアメ
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自然と頭に浮かんだ姿を、そのまま自分に被せてみたんだけど…
これは…もしかして失敗だった?
これならどうだと披露してみたは良いけど、何故か二人からの反応がない。
窓に映った自分を見てみる。
変わった所と言えば、瞳の色とあと異様に犬歯が発達してるのと、耳と爪と…あ、勇者の人ご要望の角がちゃんとある。
ラスボス感があるかどうかは分からないけど、少なくとも魔王として認めて貰える条件は揃った。
「っ、魔王様…」
しゃくり上げるような声がして、視線を向けると何故かノヴァが号泣していた。
「うわ、何で泣いてんの」
「すみません、あまりにも…っ、先代魔王様のお若い頃に生き写しで…っ」
あ、そうなんだ。
ふーん、へー
前の魔王っていうか実の父親だけど、こんな顔してたのか。
まじまじと窓に映った自分を眺めていると、それまで固まっていた勇者の人がわなわなと口を開いた。
「先代魔王に…生き写し?」と。
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