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騒ぎの中心は村の広場っぽい所から。
そこに集まってる人達がなんかもめてる。
何か、
「十中八九、あれって絶対面倒事だよね」
「何か困っているのかもしれない」
「…行くの」
「当然だ」
即答されて渋々「分かった」と言うと漸くルカは俺を降ろしてくれた。
頷かなかったら絶対抱えたままあの人だかりに突っ込む気だったよ、この人。
止めてよね。そんなの絶対視線が鬱陶しいじゃん。
「ほら、ちゃんとフード被って」
「んぶ」
外では、特に人目が多い所ではなるべく顔を隠す事。
これだけは旅をするに当たってノヴァやルカに厳守しろとさせられた約束。
何かこの世界では珍しいんだって。
そういえばあっちでもこの髪色のせいで校則とかが煩かったっけ。
こっちに来てからは毎日俺なんて可愛いでしょってくらいに変な奴ばっかりに囲まれてたから忘れてた。
まあ、そういう事なら仕方ないよね。
面倒事は出来るだけ避けたいし。
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