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復興
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その後、ぶさガエルとその他雑魚共を蹴飛ば………叩き起こしてルカの要求を飲ませ、俺とは手下になるって契約を結ばせた。
言う事聞かない奴は要らないけど、従順な奴には優しいよ俺。
そうして、水神の魔具とやらは無事元の場所へと戻された。
ひと一人優に入れそうな大きな盃の中心に置くと、ひとりでに水差しから水が溢れ出す。
やがて杯の中をいっぱいにすると、溢れ出た水は床に幾つも通っている溝へと流れていき
外へ出て山下を見下ろすと、そこには見違えるような景色が広がっていた。
「これが本来のここの姿だ」
神殿からとめどなく流れ出る水流がひび割れていた大地を潤していく。
枯れていた河川は悠久とした姿を取り戻し、水車小屋の水車を回し始める。
なるほど。
「クエスト完了って訳ね」
「何か言ったか?」
「別に」
心なしか涼しくなったような風を感じながら、下山していくルカの背に飛びつく。
「じゃ、帰りも宜しくね」
何か言いたそうだったけど、一番の功労者は俺でしょ?と言えば快くおぶってくれた。
当然だよね。
あ、女の人達は気を失ってくれてる間に盗品とまとめて村に転送しておいたよ。
運ぶの面倒臭いしね。
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