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心配 sideルカ
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どうにかアメを先に水浴びに送り出し、一息つく。
『一緒に入れば良いんじゃないの』
簡単に言ってくれる。
確かに以前に泊まった宿で一度アメと風呂に入った事がある。
値の張る宿は風呂がついていたりするが、安い宿は大抵どこも無かったりする。
これまで泊まった宿は後者のタイプばかりで
私は身体を拭いて清める事が専らだったし、アメは魔族。
だからお互いに裸を見る機会はなかった。
しかし、ある時立ち寄った町に珍しく大衆浴場あった。
聞けばアメはそういった施設に入った事がないという。
ならばと、折角だから共に入る事になった。
あの時の光景は今でも目に焼き付いて忘れられない。
白く、傷一つない滑らかな肌。
小さな肩に、細い腰。
すらりと伸びる長い手足。
一応人がいない時間帯に入ろうと提案したあの時の自分を褒めてやりたい。
只でさえ目立つ容姿をしているのだから、あんな姿を見られたら騒ぎになるどころの話じゃない。
効能がどうとかアメが話していたような気がするが、私は誰か来たらと正直気が気がじゃなかった。
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