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錆
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山を下りて着いた街はカントリーっぽいレンガの街並みで
休憩も兼ねて立ち寄ったカフェで俺は(何のジュースか分からないけど)冷たい飲み物を飲んでいる。ア●エリアスっぽくて美味しい。
「おっ、あの子可愛いなぁ~」
で、何故かテオが向かいの席にいるっていうね。
え?ルカはどこに行ったのかって?
俺が大量に採った魚を交換しに行ってるよ。
てっきり俺も着いていくもんだと思ってたんだけど、ここで休んでろってさ。ぶっちゃけ面倒臭かったから願ったり叶ったりだったけど。
で、どういう訳かまだいる赤毛と一緒に待機中って訳。
ずっと可愛い子ちゃんウォッチしてる赤毛とは偶々相席してる赤の他人のふりをして、俺はデザートを3つ食べた。
フードとか裾が邪魔で食べにくかったけど。そこは頑張った。
「テオっていくつなの」
いかん。暇だから利用しようとしたけど、話題がなさ過ぎていつぞやのルカみたいな質問になった。
「なーにアメくん。オレに興味あるの?」
パチンとウィンクを飛ばされ身震い。話し掛けて損した。禿げろ。毛根死滅しろ。
「気持ち悪っ」
「酷くない!?」
だって。
「待って。フォーク向けるのは止めない?」
「大人しく答えてくれないから」
「怖い!この子怖い!ルカー!保護者早く帰って来てー!」
うるさい。お店で騒いじゃいけません。
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