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乗馬 sideアメ
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人生…じゃなかった、魔王生初の馬の乗り心地は結構良かった。
良い馬っていうのもあるんだろうけど、やっぱり乗り手が良いからっていうのもあると思うんだよね。
パカポコと揺られながら周りを見渡す。いつもより目線が高い。
そうやって暫く馬上からの風景を見てたら眠気に襲われて、直ぐ後ろにある壁に凭れた。
「眠いのか」
「…うん」
壁っていうかルカの胸板なんだけどね。ルカの筋肉ってしっかりしてるから何ていうか安定感がある。
前に一緒にお風呂入った時に見たんだけど、あれが均整が取れてる肉体っていうんだね。
無駄な筋肉がなくて、まさに細マッチョってやつ。
俺も全く無いって訳じゃないけど、あんまり筋肉つかないんだよね。
何でだろ。体質?それとも魔族だから?ノヴァも細かったし。
あれ。でもいつぞやのぶさガエルはゴツかったような…いやあれは只のデブか。
「そうか。なら寝ているといい。まだ暫くかかる」
「ん。そうする」
ルカの胸に頭を預けて、心地いい振動のなか欠伸を一つ零した。
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