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豚足
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「ドワーフ見た事ないとか、アメくんどんだけ箱入りだったの?」
「あれ、まだいたの?」
「いたよ?さっきからめっちゃいたよ?」
「本体置いてくるから薄くなってるんだよ」
「本体?本体って何?え、待って薄いって影がだよね?」
「………」
「おーい、アメくーん…?
……え、嘘でしょ待ってお願い無視しないで!ねえオレちゃんと生きてるよね!?ねえ!」
「落ち着けテオ。アメも、縁起でもない冗談は止めなさい」
テオって揶揄ったら良い反応返してくれるよね。そこら辺は割りと評価してるよ?
「まあ冗談はさておくとしてさ」
「あ、やっぱ冗談だったんだ。良かったぁ~」
「そんなに残念がらなくても」
「違うわ。安堵してんだよ」
「で、何でまだいるの」
「聞いてないよこの子」
「そういえば…確かに」
「え。何でルカまで今気が付きましたみたいな反応すんの?オレもここに泊まるんだけど?ここの隣りの部屋取ってたのルカ見てたよな?」
「……すまない。アメの様子が気になって」
「オレは眼中になかったってか」
ふーん。そっか隣りなんだ。夜中いびきとか聞こえてこなきゃ良いけど。
「俺寝るからそろそろ出てってくれる?」
「相変わらず自由だなちくしょう!」
何かぶーぶー言ってたような気がしたけど、部屋に備え付けてあった羽ペンを壁に突き刺したら真っ青になってやっぱりぶーぶー言いながら出て行った。
何て言ってたんだろうね。豚語は分かんないや。
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