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No.21
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ユリを寝かせた後、横山に電話を帰ることにした。
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「はいはーい、横山でーす。」
「…俺だ。ユリのことで話がある。」
「どうかしたの?風邪?」
「…違う。少し長くなるけど大丈夫か?」
「あぁ、家にいるから大丈夫だけどどうしたの?」
「ユリが、男が男を好きになっちゃ駄目なのかって
泣き出した。…学校でなんか言われたらしいんだけどな」
「…そうきたか~…。ユリ君の好きな相手は桜我でしょ?」
「そうなんだけど…刷り込みだよな…。その前に、好きってどんなものか分かってるのか?あいつ…。」
「…確かにそう思ってもしまうかもだけど、人間って
そんな馬鹿な生き物じゃないよ。ユリ君ももう分かってるさ。好きに理由はないし、…まぁ、犯罪的だけどな。」
「あぁ。」
「…桜我次第だと俺は思うけど。」
「…考えてみる。ありがとな。」
「今度、ユリ君に会わせてな~おやすみ~」
…俺次第か。
ユリを愛しいとは思う。誰にも渡す気はないし…。
リビングに戻ってソファに座ってるとユリが泣き出した。
「おぅ…だっこ」
「…抱っこするけど布団に入ろうな。」
「…ちゅーだめぇ?」
「いつもしてるだろ?ほら。」チュッ
いつも通りキスを額に落とす。
「ちーがぅ!…お口…だめぇ?」
泣きそうな顔して言うなよ。
「…内緒だぞ」
初めて口にキスをした。
口は小さいし、そこらの女よりプルプルしてる。
…子供だましのキスは、俺を不満にさせる。
ため息が多くなりそうだ。
満足して心が満たされたユリは、腕の中で静かに
眠りについた。
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