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No.24
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「ユリ、頭痛くないか?今日、転んで切ったんだよな?」
包帯が巻かれている頭を そうっと後から支えてやる。
カサっと 血が付いた髪の毛が やけに痛々しく思えた。
あの学校は 医師も就かせているから 何らかの処置は
受けただろうから 病院には行かなくていいが…。
「っん、ぃたい…けど、だいじょう、ぶだよ?」
「そうか…今日だけお風呂 おやすみしような?身体拭いてやるから」
「からだ、ふきふきする?おう、も?」
「俺はお風呂に入ってくるけど、お前は駄目だ。
頭痛くなるからな。」
「んむぅ…っ」
お風呂に入れなくて、ムスッとし始めたユリをよそに
ホットタオルを作ってユリの元へ戻った。
「ほら、バンザイできるか?他は怪我してないんだよなぁ、よかった。腕も赤くなって…」
服を脱がしてやると白い肌だから、火傷で赤くなった肌が余計に目立つなぁ。
ポカンと俺を見ているユリに暖かいタオルを当ててやる。
「…あったかいっ!ぽっかぽかして、る!」
「あったけぇなぁ。ほら、首拭くぞ上向いて」
「…ん、ゃ、やぁ!」
こそばゆいのか、嫌々と首を振る
「しょ~がねぇなぁ、じゃぁ 前拭くからなぁ」
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