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Back to…③*
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別にこのままにしておいたって死ぬわけじゃない。けれどこういうのは誰かが教えてやらなくては後で困るというものだ。
そもそも小五で精通も声変わりもしているのはかなり成長が早い気がする。いや、俺が遅かっただけかもしれないが。
このあとハルにそれを教えるのが知らない女なんて可能性も捨てきれないし、ここは教えてやった方がいいのだろうか。
「それは病気じゃない。寧ろその…健康な証拠だ」
「じゃあ、どうやったら治る?」
「…放っておけば治るけど」
「でも、すごくつらいよ…?なんにもダメなの?」
やはり教えてやらないと可哀想だ。このままいつハルが元に戻るのかも分からないし、今ここで抜かなくとも自分ですることだけでも教えてやれば充分だろう。
「その…そうなった時は、自分で触って…色々すれば、楽になるから」
「いろいろ…って、なに?」
「擦ったり、して…せ、精液を出すと」
「せいえきって?」
ここまで説明しなくてはならないのか。そもそも専門用語のようなものだし、日本語で言っても伝わらないかもしれない。
聞いたことはあるような気がするが合っているか分からないし、なんだか俗語っぽくて恥ずかしくなってしまう。
「えっと…ざーめん…?」
「…semen?」
「発音違うのか…つーかお前知ってんのかよ!」
「それは知ってたけど…さわっただけじゃ出ないよ?さわると…なんかへんな感じするし」
純粋無垢な…いや、そう言いきれるかは分からないが自分より6つも下の子供にこんなことを教えるなんて、まるで犯罪者の気分だ。
「もっと、擦って…気持ちよくなったら、出るから」
「お兄さんもでるの、それ」
「…ま、まぁ…出る、けど」
ハルは俺の目の前で自身のものを恐る恐る触り始める。時折ビクビクと体を震わせているその姿を見ていると、本当に悪いことをしているような気持ちになった。
「あっ…これ、いじょ…こわい」
「怖くねえよ、みんなやってるんだから」
「お兄さんも…?」
「俺は…やる必要、ないし」
これは本当だ。ハルといつもしているから、一人ですることなんて滅多にない。一度だけハルのいない寂しさと薬のせいでしてしまったが、あれは不可抗力だ。
「ね、お兄さん…かわりにさわって、ボクの」
「なんで俺が…こういうのは自分で…」
「おねがい、もうつらくて…だめ?」
幼いハルの顔でそう言われたら、破壊力はいつもの十倍はあった。
その可愛さについつい負けてしまう。
「少しだけ…だからな」
ハルの下着をゆっくりと脱がせる。まだ毛が生え揃っていない、可愛い。けど、俺は11の時まだ生えてすらいなかったような気もする。今もそこまで生えているわけじゃないし、体質の違いだろうか。
見えてきたそれも、まだ皮を被っている。いつものハルのを見ているから少し違うような気もするけれど、この歳なのにかなり大きい。
自分はそこまで自分のモノのサイズをきにしたことはないけれど、少しだけ自尊心を傷つけられたような気がした。
「そんな、見ないで…はずかしい」
ハルが顔を赤らめてそう言う。さっきまで強気だったくせに、こういう時は本当に可愛いからずるい。
優しくハルのものを上下に扱き、できるだけ痛くならないように皮を引っ張る。口元を押さえて目まで瞑っているハルが可愛くて仕方がない。
「ハル…痛くないか?」
「お兄さんの手…きもち…い」
「もう少し、我慢しててな」
「んっ…へん、だよ…なんか、でそう」
ハルはいつも出すのが遅いから驚いたが、まだ幼いしそういうものなのかもしれない。
「あっ…あ…おに、さ…でちゃう、やだ…やめて」
「大丈夫だから…これ出したら落ち着くはずだ」
可愛くてついもっといじめたくなってしまう。何となくいつものハルの気持ちが分かったような気がする。
「んっ…ん、んんっ…!」
ハルの腰がプルプルと震え、精が放たれていく。未熟なハルの体にそれが跳ねて、腹の上に落ちた。
「すご…かった、これが、せいえき…?」
「ああ触るな触るな、今拭くから」
ハルの出したものをティッシュで拭き取ると、擽ったそうに身をよじらせる。
自分より少し小さいというだけで、こんなにも可愛いものだろうか。
「ねぇ…お兄さん」
「なんだ?」
「お兄さんはセックスしたことある?」
また激しく咳き込む。どうしてこんな可愛らしい子供の口からそんな言葉が出てくるのだろう。アメリカがそういう場所なのか?
「…それは、その」
「ないの?」
「無いわけじゃ、ねぇけど…」
どうして俺はここで強がった。女としたことがある訳でもないのだから素直に無いと答えれば良かったものを。
「ボクともセックスしたの?」
「何、言ってんだ…やめろそういうこと聞くのは」
「男同士でもセックスできるんだ…」
なんでこいつはセックスを知っていて自慰を知らないのだろう。いや、別にそれを俺が咎める権利はないが。
「やめなさい、ダメだぞ」
「ボクもしたい」
「だーめ」
「なんで?はずかしいの?」
また少し含み笑いをしている。挑発に乗ってはいけない。小学生の好奇心なんかに負けてはダメだ。
「違う。小学生じゃ無理だ」
「ボク…まだ誰ともしたことないからしたい」
「当たり前だろガキなんだからしたことなくて…」
そうか、今のハルはまだ当たり前だが童貞ということになる。ハルの貞操は守られているのだ。
それをそのうち知らない女に捧げることになるのだろう。そう思ってしまったら気持ちが揺らいでしまった。
ハルの初めてを、俺が。
「11じゃ…やだ?」
「…別に嫌じゃない」
「じゃあボクに教えてよ、セックス」
俺はまたハルに負けてしまった。
__________________
続きます…
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