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甘くて苦い今日この頃 2kyrt
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rtsaido
「そろそろ実況撮ろっか」
キヨ君はそう言ってカップを机の上に置いて準備をする。
「俺もなんか手伝おうか?」
そう言ったらキヨ君は
「いいよーレトさんには難しいよ」
と、冗談混じりに笑顔で応える。
俺はキヨ君のバカと言って拗ねたように頬を膨らませる。
するとキヨ君はごめんごめんといって頭を撫でてくれる。
嬉しいな〜
「ほんとレトさんは____いな」
キヨ君小さな声で何か言う。
「え?なに?聞こえへんかった」
なんでもないよ〜とキヨ君はいって俺の頭をわしゃわしゃと撫で回す。
俺は嬉しい反面、さっきなにを言ったのかが気になって仕方がなかった。
気持ち悪い?鬱陶しい?面倒臭い?
可愛い?
頭にその言葉が浮かんだ。
そんなわけないと自分で自分を傷つけ、勝手に悲しくなる。馬鹿なのは俺だな。
いつかこの思いは伝わるのだろうか、伝わらないまま君は他の誰かと幸せになるのだろうか。
それはちょっぴり嫌だな、と苦笑いしながら俺は紅茶を飲みほした。
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