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ある日健全な男の子が腐男子に目覚めまして。
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ピーンポーン
ピーンポーン
ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン
「どちら様ですか!!!ってうっしーやないか」
「おっす。」
「てか、急に来てどうしたん?
あと、インターホン連打禁止。」
「急に来てって...今日はお前ん家で実況者撮るって約束事
忘れたのかよ。あと、ピンポンはお前が早くでねーのが
悪いと俺は思う。」
「あ...そう..だったな。ごめん忘れてた。
あと、次、ピインターホン連打したら俺ん家出禁。」
そうだった。完全に忘れてた。
最近色々ありすぎて。
最近っていうか昨日一昨日の話だけど。
俺としたことがうっしーとの約束を忘れるなんて。
「こんちゃーす!レトルトと、申しまーす!」
「こんちゃーす!牛沢と、申しまーす!」
「っておい。俺の真似するなよ」
「俺の真似するなよ」
「やめろってば〜!!」
うっしーと新作ゲームをたわいもない会話をしながら実況していく。
「あー疲れたあ」
「まさかあそこでああなるとはな〜」
実況を撮り終わりうっしーと俺は疲れ果てていた。
「...なんかレトルトさ」
「ん?どうした?」
「最近おかしくない?なんかあった?」
やっぱうっしーにも分かるんだ。
俺ってそんなに分かりやすいのかな?
「やっぱりなんか変だぜ?俺でよければ何でも聞くけど。
それとも俺じゃ頼りない...?」
フジ君にも言われたセリフ。
これじゃまた、同じ流れになってしまうじゃないか。
でも、なんだかうっしーは怖くない。
うっしーには言っても大丈夫な気がする。
て、なにが大丈夫だ。
フジ君の時もそう思って話したら
あんなことになったじゃないか。
でも...でもうっしーはあんなことしない気がする。
俺は、うっしーに今までの事を全て話した。
もちろん、2人にされたこと全てを。
「そっか...レトルトはなんでキスされたか分かる?」
うっしーはまるでその答えを知ってるかのように俺に聞いてきた。
もちろん、俺は知らないから「知らない」と答えた。
うっしーは何か知ってるのだろうか?
その時、うっしーに抱きしめられた。
「ひぇっ!?うっ...しぃ?」
「レトルト。」
「な...なに?」
もしかして...うっしーも...
「1人でいっぱい考えたんだな」
「.....え?」
「頑張ったんだな」
あれ?
なんで俺目の前が歪んでるんだ?
なんで顔が濡れてる?
嗚呼。俺、泣いてるんだな。
「....うん...おれぇいっぱい考えたんだ...でもねでもね
分からないんだ...分からないんだよぉ...!!」
涙とともに俺の気持ちが全て溢れ出る。
うっしーは何も言わずに
俺を抱きしめながら頭を撫でてくれる。
本当にいい友達をもったなあ。
なんか眠たくなってきた。
「ごめん...ごめんな...」
なんでうっしーが謝るの?
うっしーはなにも悪くないのに
謝らないで。うっしーは笑っていて
そう言おうとしたが意識がもたず
俺は眠りについた。
「ごめんな」
チュ
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