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そして、7日目の晩。
兄と僕は寝る準備をして、ベットの中で話をしていました。
「真白~」
「なぁに、お兄ちゃん。」
「明日、父さん帰ってくるな。」
「そうだね。」
「なぁ、真白。
いつか僕が絶対に、真白のこと助けるからな。
そして、真白。
真白は家族をもって、ちゃんと幸せになりなよ。
絶対だから。
真白、もうすぐきっと、兄ちゃんはいい兄ちゃんじゃなくなるかもしれないから。
本当にごめんな、真白」
「大丈夫だよ、お兄ちゃん。
僕は兄ちゃんのこと、大好きだから!」
「クスクス、そうか。
じゃあ、指切りげんまをして寝よう。」
「うん!」
「「指切りげんま嘘ついたらはりせんぼんのーばす!ゆびきった」」
「おやすみ真白」
「おやすみ兄ちゃん」
そう言って僕と兄は、眠りにつきました。
まだこの時、これから起こる不幸に何も気づいていませんでした。
兄が言ってくれた、言葉の意味も……
次の日の朝早くに、兄に起こされました。
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