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その日も父は出張に行ったんです。
その日は体がだるかったのでボォッとしていました。
すると、急に兄が部屋に入ってきました。
そして、鎖や首輪を取り外しながら言いました。
「真白
父さんから、逃げな」
最初兄が、何を言っているのかわかりませんでした。
だから、戸惑っていると、兄が僕の肩を持って真剣な眼差しで言いました。
「真白、逃げて。
真白、兄ちゃんと約束したこと覚えてる?」
「やくそく?」
「そうだよ、
真白が幸せになるって言う約束。
それを、叶えるために逃げるんだ。」
「僕、でも、歩けないよ」
「大丈夫。
兄ちゃんが人目につくとこまで、送っていってあげるから。」
そう言って兄は、僕に服と靴を着せてくれて、兄は僕をおんぶして夜の町に出ました。
僕は、約10年ぶりに外にでたので、すごくびっくりしました。
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