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時雨side
真白にこんな過去があったなんて。
俺の想像以上…
くそっ!
真白の父親が許せねぇ。
真白が何したって言うんだよ。
こんなきれいな子に。
そう俺が考えているうちに、まだ震えている真白に不安そうな眼差しで見つめられながら、名前を呼ばれた。
目は涙でうるうるしている。
「俺は真白の父親が許せねぇ。
それと、真白が過去を話す前にもいったが、話を聞いたあとでも、俺は
軽蔑したり、嫌ったりしない。
迷惑になったりもだ。
それに、真白は綺麗だ。
きれいすぎるくらいだ。」
「………」
「真白。
頑張ったな、もう大丈夫だよ。
真白と真白の兄ちゃんがした、約束を叶えよう。
そのためにも、父親と決着をつけよう。」
「…決着」
「うん、そうだよ。
今日はもう遅い。
もう寝よう。
あと、真白俺明日、出掛けるからその間、友達に真白のこと、見ててもらおうと思うんだけど、大丈夫か?」
「はい、大丈夫です。」
「そっか、良かった。
お休み、真白。」
「おやすみなさい。
時雨さん。」
俺の横で真白は、眠っている。
真白は、途中涙を静かに涙を流していたけど、多分真白自身は気づいてないだろう。
真白、俺はお前を絶対に幸せにして見せる。
俺は心で固く誓って、眠りについた。
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