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18歳以上ですか?
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「は~
おい、ガキ。
じゃないな。
おい、真白。」
「な、なんですか?」
「お前何歳なんだ?」
「今は14です。」
「そうか、学校には行ってたのか?」
「行ったことありません。」
「そりゃ、そうだよな。
まぁいい。
お前、学校行きたいとか、勉強したいとか、思わないのか?」
僕は、その問いの答に少し困ってしまった。
行きたいとも思うし、勉強したいとも思う。
でも……
「僕は、別に行きたくないです。」
そう僕が答えると、隼さんが少し目を細めて僕に言った。
「それは、時雨に迷惑かけたくないからか?」
「ッ!」
「図星か、まぁいい。
俺はそのなんだ、医者やってんだ。
お前を治療したのも俺だ。
それなりに、頭もいい。
その、俺でもよければ…
べ、勉強ぐらい教えてやれる。」
「へ?」
僕は、びっくりてして思わず変な声がでた。
なぜなら、隼さんがそんなこと言ってくれると思わなかったからだ。
「あれだ、その。
時雨は、残念ながら暇なやつじゃねぇ。
だから、俺が面倒みることもあるだろう。
その時に、教えてやるよ。
あと、別に聞きたいこととか、悩んでることとかあれば俺に聞いていい。」
と、隼さんは少しそっぽを向きながら言ってくれた。
だから僕は、少し疑問に思ってることを隼さんに言ってみた。
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