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僕が、自分の気持ちを言ったあと、時雨さんに口を塞がれた。
「ふぁっ……ふ…うっ」
「真白、本当に綺麗。
可愛い。
真白が、世間知らず?
そんなの、これから知っていけばいい。
我儘?
もっと、我儘言ってくれていいよ。
汚い?
全然。むしろ綺麗すぎて困るよ。
好きだよ、真白。
好きすぎて、困るぐらいに好き。」
僕は、自然と涙が出てきた。
でもこれは、嬉しすぎてあふれでている涙。
「ヒック……時雨しゃん……ズッ…ぼぐも…好きです…グスッ」
「うん。
真白を俺は、絶対に幸せにしてみせるから。
安心して。
真白、目腫れるよ。
これこらは、もっとたくさんいろんなことを知っていこう。」
僕は、コクっと頷いた。
そのあと、時雨さんは僕のおでこにキスをしてくれた。
そして、僕が寝るまでずっと時雨さんは僕の背中をリズムよく、トントンしてくれた。
僕は、とても嬉しかった。
時雨さんと恋人っていう、深い関係になれて。
僕はもっと、時雨さんとこれからいろんなことをしてみたい。
僕の願いは、時雨さんには言ったことないけど、一つだけ。
時雨さんと一緒にいること。
まだ、このときは気づいていない。
ゆっくり、でも確実に迫っている黒い影のこと。
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