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「若~。」
「なんだ、咲。
俺に何かようか、」
「はい。仕事です。
あと、親父にドアの前に入られると、うっとおしいから連れていけって、言われたので………」
あの、クソ親父。
本当に腹が立つ。
真白と二人っきりになりやがって。
俺が、苛立っていると咲がまた、話始めた。
「あと、木下組について調べていた幹部がいたので、俺も調べますが、そいつの話を聞くのも、いいかと思いまして………」
「は~。
分かった。
幹部室に俺が行く。」
咲は、少し驚いていたが分かりましたと言った。
そのあと、咲と一緒に無言で幹部室に行った。
俺は、他の組員の前では咲のことを、山本と言う。
でも、なぜいつも山本と言わないかというと、あいつとは幼い頃からの付き合いだったからだ。
ただ、それだけの理由。
幹部室の前につくと、咲が扉を開いた。
幹部はあっちこっちに、何十人もいるが、ここの幹部はその中でも優秀な10人の幹部の部屋だ。
その中に咲も、含まれている。
そして、今俺の前に居るのは咲も合わせた五人だ。
他の五人は、おそらく仕事だろう。
すると、幹部達が挨拶をした。
「「おつかれさまです。若。」」
「あぁ。
木下組について、調べてるやつは、どいつなんだ。」
「俺です。若」
そう言った、そいつはパソンコンから目を外し俺を見た。
こいつの、名前は松永 伊月マツナガイツキだ。
俺は、松永の席の後ろにあるソファに腰をおろした。
そしたら、親父の右腕で幹部長の、篠崎 彼方シノザキカナタが俺にコーヒーを渡してきた。
こいつは、なんでも完璧にこなす。
「若、コーヒーです。」
「あぁ。」
と俺が言って、受けとると篠崎は自分の席に戻り仕事を始めた。
他のやつらも、仕事をしている。
俺は、松永にコーヒーを一口飲んでから聞いた。
「松永、お前の知ってる木下組について、教えろ。」
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