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俺は、愛しい恋人が眠っているベットに腰をおろした。
そして、真白の綺麗な髪色をしている頭を撫でた。
本当に、可愛くて綺麗だな真白は。
こんな小さい体でどれだけのものを、背負ってんだよ。
「……しぐれさん?」
「悪い、起こした。」
「大丈夫です。
あの、これなんですか?」
「それは、点滴だよ。」
「点滴?」
「うん、体を楽にするやつ。
真白今どう?
辛いとことか、ない?」
「ないです。
体も楽になりました。
あの………
今日はごめんなさい。
結局買い物行けなくて……」
「別に、いいよ真白。
また今度行けばいい。
なぁ、真白。」
「なんですか?」
「明日から俺、忙しくなるんだ。
だから、俺がいない間は隼にみてもらおうと思うんだがいいか?」
俺が言うと、真白は少し寂しそうな顔をした。
でも、そのあとに微笑んで言った。
おそらく、俺に心配かけたくなかったからだろう。
「はい、大丈夫ですよ。
隼さんも、とても優しいですし。」
「そうか、本当に悪いな。
早めに片付けるようにするから。
あと、夜はちゃんと戻ってくるよ。
ごめんな、真白。」
「いいえ、本当に大丈夫です。
それにそれって、僕のためなんですよね。
あの、頑張ってくださいね………」
「……真白」
真白自信は気づいてないだろうが、真白の目からは涙が出ていた。
俺は、真白を泣かせてばかりだ。
真白のことは、本当に大切なのに。
守ってやりたいのに……
俺は、真白の横に寝転んで真白を抱き締めた。
「……時雨さん?」
「真白本当にごめん。
俺は、真白が好きだ。
好きすぎるくらいにな。
だから、少しの間我慢してくれ。」
「大丈夫ですよ、時雨さん。
僕のそばに、こうやってたまに居てくれるだけで、僕は幸せです。
僕も、時雨さんの事が好きです。
とても。」
「ありがとう、真白。
俺の、可愛いい恋人。
真白、もう寝よう。
おやすみ真白。」
「おやすみなさい、時雨さん。」
真白は、俺に言うとすぐに眠ってしまった。
やっぱりまだ体が、辛かったのだろう。
そして、俺は眠りにつく前に思った。
真白だけは、必ず助ける。
俺の、大切な世界一大切な恋人だから。
真白だから。
真白が笑える日常を作ろうと。
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