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隼さんが玄関の方に行って暫くすると、ドンっと言う大きな音と隼さんの叫び声、が聞こえた。
「真白!!!!
逃げろ!!!!!!」
そのあと、すぐに黒い服を着た男の人たちが入って来た。
隼さんはドアの近くで倒れている。
僕は、隼さんが心配で名前を呼んだ。
「……隼さん?
隼さん!隼さん!」
すると、黒い男の人の一人に顔を叩かれた。
「黙れ!!」
「うっっっ!」
「お前が、東絛真白だな。」
「………」
「答えろ!!
答えなければ、お前の大切なやつらが傷つくことになるぞ。」
僕の大切な人……
時雨さんや隼さん、おじいちゃんまで……
僕は、顔を伏せていった。
「僕が、東絛真白です。」
僕がそう言うと男の人は僕を持ち上げました。
「わっ!」
「おっと、暴れるなよ。
暴れたら、そこのやつが死ぬからな。
おい、撤収だ車へ戻るぞ。」
そう言って僕は、黒い車へ運ばれました。
中には、また男の人がいました。
僕は、恐怖からか震えが止まらなかった。
「若、このガキが東絛真白のようです。」
「そうか、こいつがか。
本家に戻るぞ。
まだ、東絛にはまだ何も言うなよ。
連れてきたことは、親父にだけ伝えろ。
そこのガキを俺に寄越せ。」
僕は、若と呼ばれた人の腕の中に入った。
気のせいか、少しギュッとされた気が………
この人は、怖くない?
まだ、分からない。
僕は、これからどうなるんだろう。
そう思っていると、急に視界が暗くなった。
暫く、車に揺られていると止まって運ばれた。
そして、何処かに下ろされると何かをつけられ、視界が明るくなった。
僕の目の前には、綺麗な顔があった。
僕が見つめていると、急に手を握られた。
「っ!」
「震え、ましになったか?」
「へ?」
「いや、何でもない。
俺は、この組。
木下組の若頭だ。
名前は北島結斗キタジマユイトだ。
お前には当分ここで、暮らしてもらう。
おとなしくしていれば、なにもしない。
また、来る。」
そう言って北島さんは、何処かに行ってしまった。
僕は、この部屋が怖かった。
僕が父さんの所にいたときとにていたから。
時雨さん………
何してるのかな、怖いな……
誰か。
助けて
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