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結人side
俺は、部屋を出たあと自分の部屋に行った。
真白辛そうだな。
悲しそうな顔をしていた。
そういえば、真白の兄貴どうなったんだっけ。
会わしてやれば、少しは元気になるのか。
真白の兄貴圭太だったけか。
とりあえず、会いに行くか。
俺はそう思い、地下の部屋に行った。
そこは、真白の部屋みたいに綺麗じゃなく、拷問部屋みたいな部屋だ。
実際拷問するときに、使われてるしな。
俺は、部屋に入ると圭太は倒れていた。
「生きてるか。」
俺が呟くと、圭太は俺を睨んでいた。
散々痛め付けられた癖に、まだそうゆうことする気力あるんだ。
見上げた根性だな。
「お前、真白の事が気になるか。」
「……はっ、そんなわけないだろう。
俺は、真白を捨てたんだ。
俺には、興味がない。」
圭太は言った。
でも、その言葉とは裏腹に顔はとてもそんなことを思っているようには、見えなかった。
今の圭太は身体中傷だらけだ。
星野が、できる限りの治療をしていたが、やっぱりきついよな。
俺には、関係ないか……
隼なら、どうにか出来たのか。
「お前がどう思おうが、俺には知ったことではないが。
真白は、今ここの地下に監禁されている。」
「っ!
なんでだよ。」
「興味なかったんじゃないのか。
自分の気持ちに正直になれよ。
お前が望むなら、俺の側近になるか?
そしたら、真白の事ももっと、よく知れるかもな。」
「……」
「明日、また返事を聞きにきてやる。
あと、真白は壊れて来てるぞ。
いや、もう壊れてるかもな。」
俺が言うと、圭太はドスの聞いた声で言った。
「真白に何をしたんだ。」
「俺が決めたことじゃない。
今真白は、色んな男に抱かれている。
真白に何かをしてやりたいって思うなら、尚更俺の側近になるべきだな。
まぁいい。
また明日な。」
俺はそう言って、部屋を出た。
あいつは、必ず俺の側近になる。
そして、如月組は四日後の密売の時に事をおこすはずだ。
その時まで、真白をどうにかしないといけない。
4日後の密売。
リキヤに情報を流したのは、俺自身だ。
どうにかして、この組を潰したかったから。
俺は、この組が潰れたらもう何も残らない……
だから、死ねる。
俺の目的は、俺が死ぬことだからな。
それの、最後に真白を救ってやるよ。
俺は、心に誓った。
そして、自分の部屋に戻ろうとした時声をかけられた。
声をかけた人物は……
「東条。」
「若、真白はここにいるんでしょう。
会わせてください。」
「無理だ。」
そう俺が言うと、東条は掴みかかってきた。
俺は、少しよろめいたが投げ倒した。
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