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隼side
俺は、時雨に言われて家に戻ってきた。
あいかわらず、折れた方の腕が痛い。
あたりまえか……
俺は、ベットに入った。
俺は、またやらかしたな。
真白を守ってやれなかった。
もっと、強かったらいいのにな。
すごく、昔を思い出して気持ちが悪い。
木下組を潰すってことは、結人さんや雅さん達も危ないのか。
本当に気持ちが悪い………
すると、電話がかかってきた。
誰なんだ?
俺は、不思議に思いながらも電話に出た。
「も、もしもし。」
『よう、隼久しぶりだな。』
「……なんで。」
『おい、切るなよ。
話がある。
明日会えないか?』
「どうして、急に。
それに、俺に会っていいんですか、結人さん。」
『あぁ、いい。
俺は、真白って言うガキを救いたいんだよ。』
「真白………
今、結人さんの所にいるんじゃないんですか?」
『あぁ、そうだ。
隼だから、手伝え。
だから、明日会えないか。
昼でいいから。』
どうする、俺。
会いたくない。
でも、すごく会いたい。
真白のこともあるから。
「わかりました。
どこに、行けばいいですか。」
『そうだな。
始めて会った公園でどうだ?』
「そこで構いません。
では、切ります。」
そう言って、俺は電話を切った。
俺は、本当に会って大丈夫なのか。
それに何で俺なんだ。
しかも、如月組と木下組は敵対してるはずなのに。
まさか、結人さんには他に目的があるのか……
結人さんは、傷つくのか。
また。
俺の知らないとこで。
俺は、彼女は作ったことがない。
彼氏はある。
それが、結人さん。
これは、幼馴染みである時雨でさえ知らないこと。
これを知ってるのは、雅さんと、結人さん、俺の三人だけ。
でも、もう別れている。
俺に未練があるのか、と聞かれると、あるって断言できる。
俺は、今でも結人さんが好きだ。
この気持ちは、結人さには伝えられない。
結人さんの事なら、何でもしてやりたい。
でも……
俺は、考えるのが疲れて気持ち悪くなり寝た。
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