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真白side
僕、今何してるんだろう。
気持ちいいのか、痛いのかすら分からない。
時雨さんは今何してるのかな?
「本当に気持ちいな。
最高だ。
まぁ、あちこち痣だらけだけどな。ハハッ」
「……んぁっ……ハッ……アッ」
何を言ってるんだろうこの人。
本当に何も分かんないや。
そして、暫く時間がたつとやっと僕の中に入っていた性器が取り出された。
男の人たちはでていった。
やっと、終わった。
僕は、今日何回イったんだろう。
あぁ、何か凄く眠い。
僕は、眠りについた。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
雅side
私は今準備をしている。
さっき、男達がでていったから真白くんの所に行かなくちゃ。
包帯、消毒液、食べやすいもの、濡れタオル、ぬるま湯、タオル、それから栄養材もいるわね。
今の真白くんは、とても衰弱していて危険だわ。
それに、表情も消えていて……
私が廊下を歩いていると、後ろから名前を呼ばれた。
「星野さん‼」
「ん?
あっ、圭太くん。
あそこから、出られたの?
大丈夫?」
「はい。大丈夫です。
僕は、若の側近になりました。
ところで、僕に真白を会わせてくれませんか?
若の許しはもらってあります。」
「分かったわ。
なら、ついてきなさい。
でも、今の真白くんはあなたの知っていた真白くんとは、少し違うかもね。」
そう言って、私は真白くんのお兄さんつまり圭太くんを真白くんの、部屋に連れていった。
そして、部屋を開けた。
そこには、思わず鼻を塞ぎたくなるような臭いと、死んだように眠っている真白くんがいた。
本当に最低ね。
同じ人間なのかしら。
そう思いながら、私は真白くんの手当てと後処理を始めた。
圭太くんをみると、拳を握りしめて真白くんを見ていて、自分を凄く責めているように見えた。
見えた、じゃなくて責めているんでしょうね。
私は圭太くんに、声をかけた。
「圭太くん、大丈夫?」
「大丈夫です。
真白は、いつ助けれるんですか。」
「そうね、明日夜に如月組がここに来るはずだから、その時に助けられるわ。
真白くんの手当てが終わったから、圭太くん真白くんの事を起こしてくれる?」
「俺がですか?」
「そうよ。
体を少し擦ってあげてね。
今、真白くん耳が聞こえないのよ。」
「なっ。」
圭太くんは、ビックリしていたけど、真白くんを起こした。
真白くんは、起きると私達を確認したのか少しだけ表情が柔らかくなったように見えた。
そして、名前を呼んだ。
「……星野さん。
それから、お兄ちゃん?」
その声は、今にも消えそうな小さな声だった。
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