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隼side
俺は、真白を車に乗せて先輩の病院に行っている。
普通は開いていないが、さっき連絡したら今すぐこいと言ってくれたので、向かっている。
先輩、元気にしてるかな。
阿部 陽太アベヨウタ。
それが、先輩の名前。
暫くすると、先輩の病院に着いた。
俺は、真白を抱えて中に入った。
中に入ると先輩がいた。
「よう、隼。
久しぶりだな。」
「久しぶりです。先輩
こんな時間にすみません。」
「ほんとだよ。
まぁ、可愛い後輩のためだからな。
で、その子が真白くんかな?」
「はい。
目は、開いていますが何にも反応がないんです。」
「そうか。
とりあえず、ベットに運ぼう。
ついてこい。」
俺は、先輩についていった。
薄暗い廊かを歩くと、病室が見えてきて、その部屋に入った。
そして俺は、真白をベットの上においた。
すると、先輩はすぐに診察を始めた。
五分ほどたつと、終わったのか椅子に座って俺を見た。
「外傷は、多いが命に関わるほどではないな。
なぜ、こうなったか。
おそらく、精神的な問題だろう。」
「やっぱり、そうですか。
どうすれば、戻るんでしょうか。」
「そうだな………
ストレス、またはトラウマを取り除いてやらないとな。」
「ストレスと、トラウマ。」
きっと真白には、俺には計り知れない。
どうやって。
時雨なら、何とかなるのかよ。
俺には、無理だぞ。
「先輩。
真白の、ストレスやトラウマは、俺には計り知れません。
ですが、真白の恋人ならなんとかなるかも知れません。」
「この子の、恋人。
そうか。
なら、その人にかけるしかないな。」
「そうですか。
あと、一時間ほどで来ると思います。」
「そうか。
じゃあ、真白くんはここにとうぶん入院だ。
栄養失調に、脱水症状。
こんだけ、あれば入院は必要だろ。
一週間。」
「分かりました。」
「よし、色々なことはその恋人さん来てから決めよう‼
それまで、隼。
お前は、寝ろ。」
「えっ!」
「自分の顔みたか?
すごい、顔だぞ。
ほら、真白くんの横のベットで寝ときな。
起こしてやるから。
じゃあな。」
そう言うと、先輩は俺を無理矢理ベットに寝かせて部屋を出ていった。
あの人は本当に優しい。
何も聞いてこない。
あぁ。
眠い。凄く。
俺は、睡魔に負けて眠りに着いた。
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