アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
バレンタイン(番外編)
-
当然ですがバレンタインなので、時雨と真白の番外編を書こう思います‼
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
真白side
今日は、バレンタインデーって言う日らしい。
好きな人におかしを渡す日。
さっき、咲さんに教えてもらった。
いつも、僕の面倒を見るのは隼さんだけど、今日はどうしても外せない用事があるらしくて、咲さんが変わりに見てくれている。
「真白くん、作ってみる?」
「えっ、作れるんですか?」
「うん、作れるよ~‼
その為の材料も買ってきたしね~。」
「じゃあ僕、足手まといになってしまうかもしれませんが、作って見たいです。」
「フフッ、じゃあ作ってみよう。
きっと、若も喜ぶよ~。
キッチン行こうか。」
僕と咲さんは、キッチンに行った。
僕は凄くハラハラしている。
ちゃんと、作れるかな。
料理なんてしたことないのに。
失敗したら、どうしよう。
すると、咲さんに頭を撫でられた。
「真白くん、緊張してるの??」
「す、少しだけ。
だって………」
「失敗するかも、知れないから~、とか?」
えっ、何で分かるの?
咲さんて、凄い人なんだ。
「なんか、真白くん失礼な事考えた?」
「そ、そんなことないですよ。
それより、何を作るんですか?」
「フォンダンショコラだよ~。」
「フォンダンショコラ?」
「そうそう、外はケーキっぽいんだけど、中はトロっとチョコレートが入ってるんだよ。」
「む、難しそうですね……」
「そんなことないよ、簡単、簡単。」
そう言って、3時間後………
「で、できてる。」
「ほんとに?!真白くん。」
「本当ですよ、咲さん。
ちゃんと、できてますよ。」
「やっ、やったぁ~‼」
僕と咲さんは、3回目でやっと成功した。
1回目は、真っ黒焦げなものが出来て、2回目は生っぽかった。
僕が思い出を振り返っていると、咲さんが言った。
「ま、まずい。」
「どうしたんですか?」
「若が、もうすぐ帰ってくる。
早く、なおさないと。
真白くんは、これを持って向こうで待ってて。
あとは、俺がするから。」
本当は、僕も手伝いたかったけど、咲さんがあまりにも焦っていたので、僕はリビングに戻ることにした。
15分程たつと、凄い物音がしたけど、咲さんが帰りの仕度をしてリビングに来た。
それと、同時にリビングのドア開いて時雨さんが帰ってきた。
「時雨さん、おかえりなさい。」
「ただいま、真白。
咲は、ありがとうな。」
「はい。若のお役にたてて良かったです。
では、俺は失礼しますね。
真白くん頑張ってね。」
そう言うと、咲さんは帰ってしまった。
それから、僕は咲さんの最後の言葉で時雨さんに不審な目で見られている。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
123 / 268