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バレンタイン(番外編)
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僕は今時雨さんの膝の上に座ってる。
そして、折角作ったフォンダンショコラは僕の服の中。
いつ渡そう………
「真白、咲の最後の言葉どういう意味なんだ?」
「へ?」
僕は思わず変な声が出てしまった。
すると時雨さんは、急に僕の首筋に顔を近づけてきた。
チュッ
「うひゃっ。
な、何してるんですか?」
「キスマーク。
で、真白は何隠してるの?」
ど、どうしよう。
僕は、深呼吸をして言ってみた。
「あの、時雨さん。
実は、今日バレンタインデーって言う日らしくて、その日は、その………
好きな人にお菓子を渡す日何ですよね。
それで、その。
時雨さんに、咲さんと一緒に作ったんです。
それで、いつわたそうかなって。」
「それ、どこにあるんだ?」
「えっ、あっ、えっと。
これです。」
僕が渡すと、時雨さんは無言でフォンダンショコラを食べ出した。
暫くして、食べ終わったけど時雨さんは何も喋ってくれない。
美味しくなかった?
僕が不安そうにしていると、時雨さんは急に抱きついてきた。
「すっごく、美味しかった。
ありがとう真白。
好き。
好きだ。
愛してる。
本当に、最高の日だな今日は。」
「あ、ありがとうございます。
作って良かったです。
僕も、時雨さんのことが大好きです。」
「真白、こっち向いて。」
「あっ、はい。」
僕が、時雨さんの方を向くと唇が重なった。
「ふぁっ、………あっ………ん………っ。」
「ふふ、可愛い。
糸引いてる。
もうちょっと、我慢してくれな。」
時雨さんに、そう言われると僕はキスだけで、足腰が立たなくなるくらいまで口の中を満喫させられた。
僕のバレンタインは、時雨さんとチョコレートのように、甘い、甘い日になった。
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