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2ー34
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俺が倉庫につくと、すぐにドアを開けて中に入った。
中には、殴られすぎて顔が腫れている勇貴が横たわっている。
周りには、10人ほど人がいた。
「よぉ〜、如月。
本当に1人で来たんだな。
おっと、動くなよ。
おい、押さえつけろ。」
リーダー格の男が言うと、3人の男が俺を押さえつける。
「ハハッ、いい気味だな如月。
怖気ついて言葉も出ないかよ。
チッ、お前のそういう態度が気に食わないんだよ。
おい、お前らやっちまえ。」
男がそう言うと、俺は色んな奴らから殴られた。
「うっ、」
俺は、痛みには多少なりとも慣れていたから、この状況をどう変えるか、殴られながら考えていた。
俺を押さえてるのは、今は2人。
殴ってるのは、5人。
勇貴の側にいるのは、リーダー格の奴1人。
あと、2人が見当たらないがおおよそドアの近くでいるんだろう。
さて、どうするか。
ていうか、痛い。
痛みに慣れてるだけで、感じないわけじゃない。
おそらく、あばらにひびは入ってるだろうな。
でも、まぁ殺るか。
俺は、頭の中で適当に計画を立ててすぐに実行した。
「げっほ、はぁはぁはぁ。」
「おい、お前ら一旦止まれ。
如月、悔しいか?
悔しいだろう。
今まで、見下してきた奴らにここまでボコボコにされるのは。
写真でも、撮ってやるよ。」
「…………グッ、や、……やめろ。
……はぁ…………ぶっ、殺す。」
「まだ、反抗できるんじゃねぇか。
でも、口だけだろ。
次は、口も聞けなくしてやるよ。
おい、お前らやれ!」
男の言葉が出ると、笑みを浮かべて殴りにかかってくる奴らに向かってつぶやいた。
「なら、有言実行といくか。」
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