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2ー35
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俺は、俺を押さえつけている2人を前に吹っ飛ばした。
「グハッ!」
「ガァッ!」
周りの奴らをすぐに気絶させると、リーダー格の男を見た。
だがここで、俺の計画に誤算がでる。
「おい、如月。
お前勝ったつもりだろうが、お前の負けだぜ。」
「どういう事だ。」
俺が聞くと倉庫のドアが開いて、さっき見当たらなかった男2人に美由紀が捕まえられていた。
「美由紀………」
「ごめんなさい、時雨。」
なんで、美由紀が、ここにいるんだよ。
右頬が腫れてる。
多分殴られた。
マジで殺してやる。
俺は、リーダー格の男を睨みつけた。
「お前のその表情最高だな。
取り引きしようぜ。
お前が残ったら、その2人を返してやるよ。
どうする?」
俺が残るって、言おうとすると美由紀の声が聞こえた。
「ダメ時雨っ!
勇貴を連れて逃げて。
お願いだから、逃げて!
私なら、大丈夫だからお願い逃げて!
ね、お願い時雨。」
残り、3人。
人質2人。
どうする、俺。
俺が残ったとしても、2人が助かる保証はない。
それに、勇貴は早く病院に連れていかないと命が危ない。
俺は、少し頭で考えた後すぐに行動に移した。
「そうだな。
美由紀が逃げろと言うなら、逃げるか。」
「よかった、時雨。」
「結局逃げるのかよ。
おもしろくねぇ。
でも、簡単に逃げれると思うなよ。」
リーダー格の男はそう言うと、俺に殴りかかってきた。
俺は、殴りかかってきた男をかわすと勇貴をかつぎあげる。
そして、そのまま美由紀の所に走った。
美由紀の近くにいた奴らは、予想外だったのか少し怯んでいる。
俺は、その隙をついて1人を蹴飛ばし美由紀の手を掴んだ。
「ガッ。」
「美由紀、走れ。
逃げるぞ!!」
「わ、分かった。」
走ろうとした時に、俺の頭に衝撃がはしった。
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