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真白side
僕が部屋を出た先には、隼さん達が待っていた。
隼さんは、僕に近づくと頭を撫でて言った。
「どうだった?」
「たくさん、喋れて良かったです。
あと、明日も会いたいんですがいいですか?」
「大丈夫だ。
少し時雨と喋ってくるから、結斗さんと雅さんと待っててくれ。」
「分かりました。」
僕が言うと隼さんと阿部先生は、時雨さんがいる部屋に入っていった。
「真白くん、私たちは向こうで待ってましょう。」
「あっ、はい。」
僕は、雅さんに連れられて部屋の椅子に座った。
明日が怖いな……
言ったのは、自分なのに。
もしこれで、明日時雨さんに僕じゃダメだって言われたらどうしよう。
僕は、無意識の内にため息をついてしまった。
雅さんに、不安そうな声をかけられる。
「真白くん、大丈夫?」
「えっ、は、はい。大丈夫です。
ごめんなさい。」
「何も謝る事なんてないわよ。
私、悩みの相談ならいつでも聞くからね。
いつでも言ってちょうだいね。」
そう言って雅さんは、ニコリと笑っていた。
暫くすると隼さんが帰ってきた。
そのまま、家に帰る。
帰った時の時間は、もう7時を指していた。
僕は、少し失礼かもしれないと思ったけど一人になりたくて家につくと僕は隼さんに言う。
「あの、ごめんなさい。
今日は、少し疲れたのでベットで横になっててもいいですか?」
「あぁ、大丈夫だ。
晩飯は、どうする?」
「すみません。
遠慮させてください。」
「そうか、分かった。」
隼さんは、その後何も聞いてこなかった。
気を使わせたかな……
僕は、申し訳なくなったけど一人になりたくて寝室のベットにすぐ行った。
一人になった部屋。
頭に浮かぶのは、考える事は、
時雨さんの事。
時雨さんは、今何を考えていますか?
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