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2ー55
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時雨side
「時雨さん。
僕の事を、恋人に奥さんにしてください。
僕も時雨さんの事を愛しています。」
そう言う真白の顔は、涙で濡れている。
とても嬉しそうで綺麗だ。
抱き締めたい。
距離が遠いな。
俺は、真白を呼ぶ。
「真白、ちょっとこっちに来てくれ。
そんで、俺のベットに座って。」
真白は、不思議そうな顔をしていたが俺の言う通りにした。
俺は、やっと手の届く所に来てくれた真白を抱きしめる。
「時雨さん?」
「少しこのままでいいか?」
「はい、、、」
真白の心臓の音が聞こえる。
凄いドキドキしてる。
やっぱり緊張してんのか?
可愛い。
俺は、この子をしあわせにする。
俺は、真白の顔を見て言った。
「なぁ、真白。
これから俺の独り言言うから聞いててくれか?」
俺が聞くと真白は、頷いた。
「今、組同士の抗争があるんだ。
一筋縄では、絶対に終わらない。
出さないようにするつもりだが、怪我人だってでるかもしれない。
デコ、つまり警察も動くから慎重に行かないといけない。
俺は、真白の事を守りたい。
それに、甘やかしてやりたい。
真白の我儘や願いなら全部聞いてやりたい。
それから、真白の事を学校に行かせて勉強とか友達を作ってもらって、真白の世界を広げてもらいたい。
でも、そのな……。
友達ばかり構いすぎると、俺が妬くから辞めてくれよ。
それで、この抗争が終わったら……」
俺は、そこで言葉を切って真白の方を見た。
「寝てる……」
真白は、俺の腕の中で気持ち良さそうに寝ていた。
顔がよく見れて、悪くないな。
でも、いつから寝てたんだ?
まぁ、最後の言葉はまた今度でもいいだろう。
俺と真白の未来は、これからもあるんだから。
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