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2ー72
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「時雨さん……」
「どうした?」
時雨さんの綺麗な顔がこちらを向く。
どうやって、誘えばいいんだろう。
僕なりに、やるしかないよね。
ソファに膝立ちになり、そっと時雨さん肩に手を乗せる。
今は、僕の方が時雨さんより顔の位置が上。
体制を変えたのに、時雨さんは何も言ってこない。
きっと、分かってるのかな……
そのまま、顔を時雨さんの方に近ずけて、触れるだけのキスをした。
そして、言う。
「時雨さん……
僕、時雨さんの事が、大好きです。
愛しています。
僕は、時雨さんと一つになりたい。
こんな、僕の我儘、叶えてくれませんか?」
時雨さんは、僕の頬に手を添える。
そして、いつも以上に優しい顔をして言った。
「いいよ、叶えよう。
それに、そんな可愛い顔されて言われたら、断れるわけが無い。
俺も愛してるよ、真白。」
時雨さんは、僕の事を横抱きにし、寝室のベットに下ろす。
そして、ジャケットを脱いで僕の上に覆い被さる。
「真白、本当に好きだよ。
もし、怖かったり、辛くなったりしたら言って。
分かった?」
「はい。」
「いい子。」
幸せだ。
こらから、一つになるんだ。
お兄ちゃん、今僕、すっごく幸せだよ。
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