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「幸芽、ご飯できたってよ」
『あー、悪ぃな』
「ちぃが何かするとあたしまでままに怒られるんだからね!」
「だからちぃ悪いことしてないのに!」
「喧嘩しながら階段降りるのほんと危ないからやめて」
何だかんだこいつらには心配性な麗志は、学校だと終始怠けてるが家ではちゃんと兄貴をしてるからすげぇなと思う。
豪華なシャンデリアに照らされ、足元には真っ赤な絨毯。
棚の上にあるのは高価そうなものばかりで、真っ白なソファ2つに挟まれた長テーブルの上にはフルーツバスケットがある
流石に慣れたが何度来てもこの豪邸の凄さは変わらねぇ。
「ままぁ!ちぃが!」
「違うよ!!」
「わかったわかった、どっちにしろ幸芽困ってんだろ?」
「「……。」」
新聞を読みながらコーヒーを飲む3人の母親、真麻さんはため息をつき騒ぐ2人を注意した後、俺を見てニッと笑ながら
「幸芽、彼氏できたんだって?」
『っ、麗志!』
とんだ爆弾を落しやがった。
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