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Side孝彰、9
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「......僕も...孝彰さんが...欲しい」
有生が恥ずかしそうに、小さい声で呟いた。
「有生...」
(...ぅわぁ、余裕ないの、必死に堪えてる時に...この天使は)
これまで孝彰はイロイロと彼に教えてきた。
やけにピュアな高校2年生に、友達から始めようと言いながら、実は恋人がすることを、少しづつ教えていたのだ。
それらみんな、結局自分の為にしてきたことだ。
だけど、時々そのピュアな有生から、思いもかけないことが貰える。
今がまさに、それだった。
(お風呂の時は、一緒に入りたいって言ってくれるのを期待して、見事に空振ったけど...自分から欲しい、なんて)
無意識のエロ可愛さに、あらためて彼への愛おしさが増した孝彰は、用意しておいたジェルを手に取り見せた。
「...これ、使うね。有生が痛い思いしないように」
と言うと、中身を出して指に乗せると、彼の後ろへ入れた。
「あっ...っ...ぅ...」
(...この声、股間にクる)
「...有生がさっき広げてくれたから、すんなり入るよ」
とても歓迎されているかのように、あっという間に指1本が入った。
有生と孝彰とでは指の長さが違うので、ここでもう練習の時より奥にとどいているはずだ。
「...っ...」
「痛くない?」
「...ん...っ...いたく...な...い...」
目を閉じてぎゅっと引き締めている唇を、ペロッと舐めると、彼はハッと孝彰を見てきた。
だから僕は微笑んで、
「もう少しリラックスしようか、可愛い唇が切れてしまうよ」
そう言うと有生の顔が赤くなる。
そのタイミングで後ろも柔らかくなったので、指を更に増やした。
「あっ......なかっ...中...擦らない...でっ...」
「んー...もうちょっと我慢してて...この辺...すっごく気持ちいい所があるんだよ」
「...え...っ...そんなとこに...ああっ......はうっ...ん......ぇ...なに...?」
自分の口を手で隠す有生。
身体もじっとしていられなかったみたいで、ピクンと動いたのを驚いているようだ。
「あ。当たったみたいだね......」
「あっ...ゃ...だめっ......孝...孝彰さんっ...変...」
「...それは感じてるんだよ。ほら、有生のココから先走りいっぱい出てきてる」
そう言って、お腹の上でフルフルしている彼のを、蜜を伸ばすように先端だけ触る。
「ぇ......いやっ......もぅ......」
頭を横に振って、感じすぎて泣きそうになっている有生を見ていると、孝彰自身もヤバい。
「...指、3本入った......そろそろ僕の挿れるよ」
(...挿入したらすぐ出ちゃいそうだ)
有生はコクコクと頷く。
そんな彼に、もう一度キスをした。
唇に気を取られている隙に、指を抜いて自身の固く張ったモノにジェル付きのゴムを付け彼の中を挿し突いた。
「んんっ...っ......うっ......」
(ぁ...ゆっくりするべきだったか......ヤバ...想像以上に気持ち良すぎ)
自分で言うのも何だが、指が3本入ったとしても、まだ全然違う孝彰自身は、実は根元まで挿入出来ていない。
(......狭いな)
「...有生、大丈夫?」
「.........んっ...」
有生は小さく頷いている。
(目も開ける余裕無いくらい、大丈夫じゃない筈なのに…)
必死に堪える有生が愛おしくてたまらない。
「有生......好きだよ......大好きだ」
とにかく、キスがしたい。身体の全てに。
自分がどれだけ有生の事が好きかを伝えたい。
強ばっている有生の頬に、額に、もちろん唇にも。
沢山触れると少しずつ落ち着いていくのが、後ろに入っている窄まりの締め具合で伝わってきた。
「......孝彰さん......っ...くすぐったいよ」
「有生、酷いな…ありったけの愛情を込めてキスしてるのに…でも落ち着いた?今から動くけど......息止めないで」
「...う...うん...」
「なるべく最初はゆっくり動くけど...僕も可愛い有生目の前にして余裕無いから、暴走したらごめん」
孝彰は、自分の中の獣の感情に、もうちょっと頑張ってくれ、とお願いして、ゆっくりと腰を動かし始めた......
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