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挨拶
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親は俺を送った後、海外に行くための準備があるからと言って帰ってしまった。それを見送って校舎へと向かう。
まず理事長室に来てねと雅樹さんから連絡があって事務員の人に場所を聞いて迷うかもしれないからと地図を渡されているが広すぎて道がわからない。
「こんな地図1つでわかるわけねぇだろ…まぁ、見た感じ中庭っぽいところにいると思うんだけどな」
彷徨っていると後ろから肩を掴まれて振り返ると制服を少し着崩した奴に話しかけられた。
「お前だれ?もしかして迷子?つか身長小さいな」
いきなり肩を掴まれふれてほしくない身長の話をされムカついた俺はそいつの手を振り払い少し距離を取る。
「いきなりなんだよ。つか、名乗るときは自分から名乗るのが礼儀だろ?それから俺は小さくねぇ!!!」
そいつは驚いた顔を見せたがそれは一瞬のことでその後、俺を見下ろしながら名乗った。
「御子柴 龍也(みこしば りゅうや)この学校の生徒会長をやってる。んでお前は?」
「神崎 奏斗。明後日からこの学校に通うことになった」
転校生ねぇ…とそいつは俺の方を見て「お前で良いか」と言うと俺の手を掴み歩き始めた。
「お前いきなりなんだよ!離せよ!」
手を振り払おうとするがそいつの力の方が強いのか全く外れない。俺は引きずられるように歩かされ中庭から寮内へと連れていかれた。
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