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怖い
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寮内に入り備え付けのエレベーターに乗せられた。
エレベーターから降りて一番奥にある扉に入るといきなり手を離され引きずられるように歩いていた俺は床に倒れた。
「…っ!痛てぇ…突然なに…」
再び腕を掴まれ無理矢理立たされると奥の部屋にあるベッドに放り投げられる。
「お前…さっきから、なに?…ちょっと、落ち着けよ。」
「俺は十分落ち着いてるけど?つか、初めてだったりするの?お前怯えてて可愛い」
髪を撫でられとビクッと肩が震える。
何をされるのか想像ができない。怖いという感情しかなく思い出したくないことを思い出しそうで嫌だ。
「な…なぁ、こんなこと…や、やめろよ…」
「なんで?お前、明後日から学校なんでしょ?見た目可愛いし絶対危ないから…その前に抱こうかと思って」
「……?だ、抱く?」
抱く?抱き枕にでもされるのだろうか?
「ちょうど暇だったし、それにお前みたいに可愛いやつは危険だと思うし…そうなる前に俺がヤる」
「危険?ヤるって…なに?」
喧嘩なら負けたことがないし腕にも自信がある。
自分から仕掛けることはなかったが売られた喧嘩は全て買ってきた。それなりに経験もあるがこの状況は初めてだ。
俺の発言にそいつは驚き、頭を抱えている。
訳が分からず首を傾げていると、深い溜め息をつかれた。
「お前…もしかして童貞だったりする?」
「どーてい?…つか、そんなことはいいからそこどけよ!」
力強く押してみるが、びくともしない。
そいつはそんなこと気にせず俺の首筋に顔を埋めてきた。俺の中にあった恐怖がだんだんと強くなり押している手から力が抜けていく。
「痛くしないから…大人しくしてて?」
「…………い…」
「え?」
「…こわい……やだ…っ。…ごめんなさ……ゆるして」
そこからの記憶は飛んでいる。
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