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中庭 side:龍也
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授業を受けようと思ったがそんな気分になれなかった。
生徒会と風紀員は授業免除になっているから受けても受けなくても該当する生徒の自己判断に任されてる。
特にすることがなかったから中庭で寝てようと思ってたら私服で何かを見ながらウロウロしてる奴がいた。
身長小さいな…160くらい?中学生…ではなさそうだけどこの学校の生徒でもなさそうだな。
話しかけようと肩を掴んだらビクッと震えた後、こっちに振り向いた。
「お前だれ?もしかして迷子?つか身長小さいな」
そいつは顔を顰めて俺の手を振り払うと少し距離を取った。
普通に声かけたほうがよかったかな。
「いきなりなんだよ。つか、名乗るときは自分から名乗るのが礼儀だろ?それから俺は小さくねぇ!!!」
どう見てもお前のがこの場にいたらおかしい奴なのに俺の方から名乗らせる…か。
ふーん…結構面白い奴。
「御子柴 龍也(みこしば りゅうや)この学校の生徒会長をやってる。んでお前は?」
「神崎 奏斗。明後日からこの学校に通うことになった」
「転校生ねぇ…」
あぁ、こいつが例の転校生か。理事長の甥っ子だっけか?明後日からってことは…理事長を除き俺しか会ってないよな…
どうせすることないし、こいつで遊ぶか。
よく見たらこいつ可愛いし。なんつーか、小動物?
他のやつにヤられるくらいなら俺がヤる。
「お前いきなりなんだよ!離せよ!」
手を掴み歩き始めると後ろでギャンギャンと騒ぎ始めたがとりあえず部屋まで連れていけばこっちのもんだ。
手を振りほどこうと頑張っているみたいだが、そんな抵抗意味ない。けど、これ以上の抵抗をされると正直めんどくさい…
俺は気持ち早めに歩みを進めた。
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