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やっと理事長室
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「そういえば…俺、転校の手続きに来てって雅樹さん…
理事長に言われて…」
「まさか行く前に龍也が連れて行ってしまった…?」
「……その通りです」
ものすごい勢いで頭を下げ謝られた後、こんな事している場合じゃないと一緒に理事長室へ向かうことになった。
やっと行けるのか…
理事長室に行くだけだったはずなのにすごく疲れた…。
雅樹さんに行くって連絡を入れてから結構経った気がするけど大丈夫かな?
母さんよりも過保護なとこあったりするからな…不安だ。
「奏斗くんは理事長と知り合いですか?」
なるべく他の人に知られないようにって言われてるけど、
生徒会なら大丈夫かな…?
念のため後で雅樹さんに謝っておこう。
「理事長は俺の叔父さんにあたる人です」
「知り合いではなく親族だったとは驚きですね」
驚いたと言葉では言っているが、さほど驚いたように見えない。ある程度の予想はあったんだろう。
「ここですよ、理事長室」
「やっと着いた…ここに来るだけなのに何時間かかったんだ…」
「本当に申し訳ない」
再び謝られたが彰さんは何も悪くない。
全部あの生徒会長のせいだ。
そして扉をノックして部屋の中へ入った。
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