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理事長から生徒会室へ
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「奏斗くん!元気だったかい?大きくなったね!もう少し早く来ると思ってたけど遅かったから心配してたんだ。もしかして道わからなかった?」
「あーなんていうか…まぁ、それもあるけど…違うというか合ってるというか…とりあえず雅樹さん落ち着いてくれますか?」
理事長室に来たのはいいが入るや否やマシンガンのように話をしてくる雅樹さん。
心配性なところが母さんによく似てる…さすが姉弟。
「相沢くん、奏斗くんの案内ありがとう」
「いえ、大丈夫です。予定より遅れてしまい申し訳ございません」
「気にしなくていいよ。それよりもう知ってると言うか…バレてると思うけど僕と奏斗くんが親戚ってことは内緒で」
「もちろんです」
雅樹さんからカードを渡され説明と案内も兼ねて相沢くんに頼んだからと言われた俺たちは一旦、生徒会室に移動することにした。
「………なんで彰がそいつと一緒にいるんだ?」
生徒会室に入ると怒気を含んだ声を出し、不愉快な顔をしている生徒会長がいた。
「理事長にいろいろと頼まれたからだ。そんなことよりもお前はまず、奏斗くんに謝れ」
「いちいち言われなくてもわかってるし、最初からそのつもりだったよ」
会長が俺の頭を撫でながら悪かったなと言ってくれた。
そして、ふと思い出したように話を続けた。
「あ、言い忘れるところだった」
「なんだ?案内とかもあるから手短かに…」
「こいつ、今日から俺と同室な。もう手続き済みだから。あと変更不可っつーことで、よろしくな奏斗」
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