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心配 side:龍也
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彰たちと食堂に向かおうとしたが、あいつが気になって
俺は途中で彰たちと別れて学校敷地内にあるコンビニへ足を運んだ。
具合悪くはなさそうだったけど、相当疲れは溜まっていそうだったから、恐らく何も食べずに寝てしまっているか、起きていたところで何も食べてはいなさそうだから、
おにぎりやゼリーなど少しでもいいから食べられそうな物を買って寮へ向かう。
部屋に入って共有スペースにある机に買ってきた物を
置いて辺りを見回すが奏斗の姿がない。
奏斗の部屋へ向かい扉を開けると制服のまま眠っていた。
仕方ねぇな…起こすか。
「おい、起きろ。そのまま寝ると制服がシワになるし、ご飯も食べろ」
眠りが浅かったのか意外とすぐに起きたが、とても眠そうだ。
寝ぼけている姿が可愛い…襲いたい衝動を抑えて奏斗が
また寝てしまう前にいろいろ終わらせないとな。
「ご飯食べるか?先に風呂入るか?」
「んーーー……ご飯」
「何食べたいか分かんねぇから適当に食べられそうなの買ってきたから好きなの選んで」
今まで誰かに依存することがなかったし、ここまで面倒を見たこともない。
最初に会った時は、暇つぶしに丁度いいくらいにしか思わなくてこいつに手を出したが…こうなると誰が予想したか…
きっとこの感情は世間的にいう好きという感情なんだろう。
だが、初めて抱いた感情に俺はどうしていいかわからない
そして…この感情が好きというのかもまだ曖昧な気がする。
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