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ピンチ
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この行事で生徒会・風紀委員が負けたことない…
そうはっきりと目の前の男が口にした。
でも、このゲームは生徒会側にとって不利だ。
生徒会側はチームで勝敗が決まるわけじゃない、捕まった時点で負けだと言ってもいい。
それに対して一般生徒は数名でチームを組んで生徒会を狙ったりすることもできる。
この男は仕組まれてると言っていたが、生徒会室や会議室でそういう企みはしてなかったし、した覚えもない。
だから俺は男が言ったことを信じられなかった。
「信じられないって顔してんな」
「あたりまえだ…だって、こっち側のが不利だ。ほぼ全校生徒から逃げるなんて…」
「それだよ、それ」
俺はどのことを言われているのか分からず首を傾げる。
「全校生徒から逃げる、それと一般生徒は勝ったらなんでもお願いができる…この条件によって生徒会側は不利だと感じる……けど、それにほんの少しだけ…カラクリがあったとしたら?」
「カラクリ…?」
「まぁ、実際に見たことがないから予測でしかねーけど、立ち入り禁止の場所に隠れて時間ギリギリになって姿を現せば参加していたように見える。誰にも捕まらずゲームが終わる」
確かにずっと逃げ続けるのは無理な話だ。
隠れるのがダメというルールはない。
だが…立ち入り禁止の場所に隠れるなんて信じられなかった。
「でもどこかに隠れるとか言われなかったし…そんな相談してる様子もなかった」
「嘘つくの下手そうだから言わなかったんじゃん?」
なんで見ず知らずの出会ったばかりのこいつにそんなこと言われないといけないのか…
それよりもこの状況をなんとかしなければ…用心深いのか思ったより硬く結ばれていて解くことができない。
「はい、話はそこまで。暴れても無駄だよ」
「ッ……やめっ」
「縛る前に脱がせとけばよかったな」
上着のボタンを外しながら男がそう呟いた。
足をジタバタさせて抵抗するものの途中まで脱がされたズボンが邪魔でうまく動かせない。
「ほら…痛くしないから、大人しくしてろ」
男の手が下着の中に侵入してきて性器を掴むと上下に擦り始め卑猥な音が響く。
「……いや…だ……っ、………やめ……ごめ…な…さい………」
「涙出ちゃうほど気持ちいい?入れたらもっと気持ちいいから、もう少し頑張ろうね」
怖い、身体が震えてうまく力も入らない。
恐怖とその経験が身体を支配していく。
きっと…もう自分ではどうすることもできないだろう…
いやだ、怖い…誰か……助けて…
するとガラッと勢いよく扉が開き、そこに目を向けると息を切らした会長の姿があった。
「そこのお前……覚悟、出来てるよなぁ?」
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