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距離 side鈴
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side鈴
眠った結の頭を撫でながら、考えていた
どうしたら距離を縮められるだろう。って
結の事をもっといろいろ知りたい。
そして、もし結が許してくれるのなら、隣にいたい。
今日朝会って、確信した。
結のこと、好きなんだ。って
もっと知りたいと思うのと同時に、守ってやりたい。傍に居たい。って思っていることに気づいた
結を見ていると無理していることは多そうだし、私生活も大変なのではないかと思う
心配で、守ってあげたくて、何より、同じ時間を一緒に過ごしたいと思った
結を好きになるまでは早かったと思う
それも、一目見た時に好きだった。なんて早すぎる
けど、今までのどの気持ちよりも本気で、はっきりした気持ちだった
人のお世話をするのは好きだし、喜んでもらえたり、感謝をされると本当に嬉しい
だけど、人を好きになることとは別だった。
その、「好きになる」ってこと自体があまり無いことだから正直、男に、それもこんなに早く好きになってしまったことに戸惑っている自分もいた
今まで、告白を受けたことは沢山あった。それで付き合っていた事はあったけれど本当に自分が、守りたい。とか、好き。って思っていることは殆ど無かった
だから、自分が本当に守りたい人を目の前に興味を持たれていないことや、自分が必要とされていない事がこんなに悔しくて、気持ちを沈ませていたんだと思うと申し訳ないことをしてきたと初めて気づいた
つくづく、自分って人の気持ちに疎いなと思うと自嘲的な笑みがこぼれた
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