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そんなことを考えているうちに結が寝室から出てきた
それにしても、1回の睡眠時間が短い。
起きてきた結は湯たんぽをお腹に当てるように持っている
お腹とか頭とか。
本当に体が弱いと思う
それは結の体質なのかアルビノだからなのかはわからないけど、結がそれで辛い思いをしているのは明らかだった
ソファに、おいで。と手を引くと、小股にとぼとぼと歩く
その足は弱くてふらふらしていた
ソファに座らせると湯たんぽを抱かせてブランケットを膝にかけてやる
「…鈴。」
小さな声でそう呼ばれる
「どうした?」
「いつまで、ここにいる?」
「そーだなぁ。結がだめって言うまで?」
そう言ってふざけて笑った。
「…なにそれ」
細い指が真っ白の髪を触り、顔を隠すように髪を動かした
でも、隠しきれていなくて結が目を細めているのが分かった
笑うとまではいっていないけれど微笑むような、そういう柔らかい表情
あまりの綺麗さに一瞬動きが止まる
「じゃあ、まだダメって言わない。」
視線を逸らしながらも、自分に向けられたその言葉か嬉しくて気づけば結に触れていた
ぎゅっと抱きしめながら耳元で
「まだいるね」
と、囁けば小さく頷いてくれた
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